私たちにすごく馴染み深いかたつむり。
でんでんむしの歌は、小さなお子様でも知っているほど有名ですね。
そこで、『でんでんむし』というけど、昆虫のような足もないし虫の定義にも該当しないことも多いという理由から、虫なのか動物なのかと不思議に思う人もいるのではないでしょうか?
かたつむりは虫?それとも動物?
結論から言うと、かたつむりは『軟体動物』です。
生物学的には、腹足類の軟体動物にあたります。
また有肺類の貝類で、たくさんの科に属しますのでかたつむりの定義は詳しくは決まっていません。
カタツムリは虫?
『かたつむり』という呼び方は、日常的な呼び名であり個体の正式名称ではないため殻を持っている軟体動物がほとんどこれにあたります。
また、昆虫などの虫も生物学的にいうと『節足動物』という分類に分けられるため、カタツムリが軟体動物だから虫ではなく動物だと言われれば少し違う気がします。
また、虫という言葉はかたつむり同様、日常的に使われる言葉で一般的には昆虫を含めムカデやクモなども総称して虫と呼ばれています。
そのため日常的に使われる虫というのは、鳥類・獣類・爬虫類・両生類・魚介類を除くすべての小動物の事を言うので、そうなるとここではカタツムリは虫に該当します。
かたつむりは貝類
先ほど述べたように、カタツムリは昆虫などではなく軟体動物ですが、その中でも貝類に属します。
貝類には水中で生息する貝類と陸に生息する貝類がおり、陸に生息するものをかたつむりと総称することが多いのです。
水中で生息する貝類と陸で生息する貝類の主な違いは、かたつむりなど陸で生息しているものは肺呼吸をしているという事で貝類の有肺類に分けられます。
そのため、かたつむりは腹足類の軟体動物で、貝類の中の有肺類に分類されることが分かります。
まとめ
かたつむりは、生物学的には『動物』で分類としては『貝類』、日常用語では『虫』とその時々に応じて使い分けられるのかもしれません。
かたつむりについて調べる場合は、貝類の図鑑で調べると、たくさん出てきますので、参考にしていただけたら嬉しいです。