梅雨の季節によく見かけるカタツムリですが、飼ってみたいと思っているお子さんも多いのではないでしょうか。

カタツムリには、人間の私たちから考えると摩訶不思議なことがたくさんあり、とても興味深い生き物です。

飼育する際も、特別なものを用意しなくていいので、気軽に始められます。
そこで今回はカタツムリの摩訶不思議と誕生するまでの過程をご紹介したいと思います。

 

カタツムリ 産卵 土

カタツムリの誕生まで

カタツムリはジメっとした湿度が高い場所を好むので、落ち葉の裏や花壇の植え込みにいます。

あじさいの葉っぱの上にいるイメージもありますよね。

カタツムリは繁殖時期になると、頭に変なコブのようなものができます。

それは、発情のサインで相方を探しています。

カタツムリは、雌雄同体の生き物で、一つの体に雄の生殖器と雌の生殖器を持っています。相方に出会ったら、確実に子孫を残していけるように雌雄同体の体になったのでしょうね。

カタツムリは、あの移動速度であの小ささですから、外敵から身を守るのも一苦労です。

「カタツムリ」とは、背中に殻がついている生き物の総称で、種類は豊富です。

種類が違うと繁殖できないケースもあります。

しかし、稀にですが一匹だけで産卵することもあります。「自家受精」というのですが、体の中に雄と雌の両方の機能があるからこそできることなんですね。人間の私たちからすると考えられないことですし、何が起こったんだ?!と思うかもしれませんが、そっとしておいてあげてください。

カタツムリの産卵

カタツムリの産卵は、5月から8月が多く、共寝の後に土の中に卵を産んでいきます。親が自分で産んだ卵を踏んでしまうこともあります。おい!と突っ込みたくなりますね。

元々子孫残すの大変なんだからもっと安全なところに産んでくれよ!と。ご家庭で飼育される際には、親と子を別にすることをおススメします。

容器(タッパーや小さいビンなど)の中に湿らせた土を入れて蓋をしてあげてください。

湿らせた土が卵のベッドになりますから、なるべくふかふかになるように空気を入れてあげてください。

できればそうした方がいいということなので、カタツムリに負担がかからないようにお願いします。

20日から30日で孵化します。

 

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生まれた時から、カタツムリの形をしています。大人ほどではありませんが、小さながらもうずまきの殻がついていてとてもかわいいです。

大人の背中にくっつくこともあるのでかわいい姿を見逃さないようにしてくださいね!

まとめ

カタツムリは私たちの人間では考えられない不思議な体をもった生き物です。

カタツムリの寿命は大きさによっても異なりますが、だいたいは1年から3年で、長いものだと8年生きます。
お子さんと一緒に楽しめるし、生命の誕生についても学べることはたくさんあると思います。一度、飼育してみてはいかがでしょうか。

 

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