「カタツムリとナメクジの違いは?」と聞かれたらあなたは何と答えますか?
「殻があるかないかじゃないの」と答える人が多いのではないでしょうか。
実は、カタツムリとナメクジは似ていますが、全く違う生き物です。びっくりですね。今回は、カタツムリとナメクジの違いについてご紹介します。
カタツムリとナメクジの違い
まず、カタツムリとナメクジの違いをご紹介する前に、どうしてこの似た生き物が誕生したのか気になったので調べてみました。
カタツムリとナメクジの歴史
最初に地球上に現れたのは、カタツムリで(3億1千年前)、その後にナメクジ(2億年前)が誕生しました。
ナメクジは、突然変異で殻が作れなくなってしまったようです。なんか、かわいそうですね。
ですが、殻が作れなくなってしまったナメクジは、カタツムリが隠れられない狭い場所に隠れることができるようになったり、殻の分の栄養を摂取する必要がなくなったり生き延びるにはいい体を手に入れたようです。
小さい体ですから、元々生き延びることが難しい状況だと思うのですが、殻というハンディキャップがなくなったのはよかったのでしょうかね。
見た目も、カタツムリはかわいいけど、ナメクジは“気持ち悪くてだめだ”という人もいますから、そのことも踏まえて、ハンディキャップとしてあげましょう。
カタツムリとナメクジの違い
では、ここからカタツムリとナメクジの違いについてお話します。
カタツムリは、「軟体動物」で肺のある「陸貝」になります。巻貝の仲間ですね。
頭に触覚がありますが、これは明るさの違いしか判断することができません。視力はないということですね。雄、雌の区別がなく、どちらの役割も果たすことができる雌雄同体です。
ナメクジは、ナメクジ科に属する軟体動物です。カタツムリと同じように触覚があり、外側の長い方の先端には目がありますがこちらも明るさの違いしかわかりません。カタツムリと同じ、雌雄同体です。
以上、ここまでが2匹の違いになります。全く違う生き物ではありますが、似ているところはたくさんありましたね。最後にうんちくを何個かお話したいと思います。
カタツムリやナメクジに塩をかけると溶けると聞いたことありますよね?あれは、体の約90%が水分でできているため、塩をかけることより脱水され透明になるようです。
ナメクジは、脳が存在していて、少しではありますが学習します。
ナメクジの呑兵衛疑惑!!ビールの匂いにつられてやってきて飲んでいくそうです。
しかし、容器に入って溺れて亡くなってしまうことがあります。「酒は飲んでも飲まれるな」とは、まさにこのことですね。
まとめ
似たもの同士ですが、全く違う生き物だということがわかっていただけたかと思います。
お子様がいる方は、カタツムリとナメクジの違いについて自由研究のお題にしてもいいかもしれませんね。
あなたは、どちら派ですか?