葉野菜やお花を育てているとカタツムリに食べられていたことがあるのではないでしょうか?
ここではそんな被害をなくすための駆除の仕方を紹介していきます。
カタツムリから守る
寄せ付けない対策
対策の一つに銅線、銅板を周囲に設置すると寄りつかなくなると言います。
しかし銅は人体には影響ありませんが、土壌に少しずつ成分が染み出して作物に影響を及ぼすことがあります。
イネ科の作物が特に影響を受けやすいそうです。
鉢植えやプランターなどの周りで小さい範囲であれば有効と言えますが、資材の費用もありますし、規模が大きい程あまり対策には向いていません。
ビールを使った罠もよく聞きますが、効果は対象の種類によって差が出て来ますし、お酒を飲まない方には準備するのに余計な出費になりがちです。
市販されている薬品や駆除用の餌は効果的ですが作物への影響を考えて使用するのをためらう方がいると思います。
環境を整える
一番有効なのはカタツムリの好む環境を作らないか、わざと作っておくかのどちらかになってきます。
カタツムリは乾燥を嫌い、昼間は物陰に潜んで夜間に活動する習性のために、湿っていて薄暗い所を好みます。
基本的に何でも食べますが、好物は柔らかい葉やしなびた葉、貝殻です。
そういった場所、餌となるものをできるだけ撤去して寄りつかせないようにするか、反対にわざと作っておびき寄せて駆除するという方法です。
苦手な方には大変ですし、地道な作業になってしまいますが、現在の所はこれがお勧めです。
捕まえる時は、手袋やトングなどを使って下さい。素手で触るのは病気の元になる可能性があるので危険です。
以上のことはナメクジに対しても有効です。
駆除をする時は卵にも注意を
カタツムリだけを駆除しても卵が残っていたら、また被害が出てしまいます。
産卵は春から秋にかけて行われますが、5月から7月の梅雨時が特に盛んな時期です。
中には単体で繁殖する種類もいますが、基本的に彼らは雌雄同体で、出会った後は両方とも卵を産みます。
集まっているのを見つけて駆除するのも良いでしょう。
卵を駆除するには、カタツムリが入りやすそうな物陰や薄暗く湿った所の地面を浅く掘り返して見て下さい。
彼らはそういった所の数cm下の地中に頭を入れて卵を産み落としていくのです。
BB弾のように小さくて丸くて白い物体がいくつも現れたら、それが卵です。
見つけたら新聞紙などに包み、燃えるゴミとして捨てましょう。
まとめ
お花や作物の種類、規模は人によって様々です。
ここで述べた方法はどちらかと言えばガーデニングや家庭菜園などの規模の小さい畑に向いています。
大々的な畑になってくると、地道な作業は大変で話が違ってきます。
それぞれの事情に合わせた駆除対策が必要になってくるので、考える上での参考になれれば幸いです。