梅雨時期によく見られるイメージのカタツムリですが、実際は一年通して活動をしています。
小さいカタツムリは1年ほどの寿命と言われていますが、一般的に見かける3~4センチのカタツムリだと3~4年ほど、大きいものだと15年生きたものもあるとか驚きです。
意外に長生きのカタツムリですが、繁殖力はどうなのでしょうか?
繁殖は一回だけ?
カタツムリは卵を産む他の生き物と同じように産卵がほぼ最後の仕事のようです。
日本の本州などにいるたいがいのカタツムリは5~8月頃が産卵時期になります。
ですが、種類によっては体の中に卵を持っていて、ある時期になると産卵する、というものもいます。基本的には二匹のカタツムリを同じ空間に入れておけば繁殖します。
雌雄同体なので両方が産卵できます。
一体のカタツムリが40~50個の卵を産むので、両方で80~100個という計算になります。
自然界では環境によって生存率は減っていきますが、飼育している場合は安定した環境ですから100%といかなくても生存率はかなり高くなるはずです。
大きくても繁殖力は変わらない?
海外ではカタツムリの大量発生が報告されることがたまにあります。
日本でもないことはないのですが、温帯に生息している大型のカタツムリがペットとして持ち込まれたり、何らかの理由で持ち込まれたりした後、外に逃がしてしまった結果が大量発生につながっているようです。
大きくなっても産卵する卵の数はかわらないですが、ある程度の大きさになると外敵も少なくなり、環境も温かいところであればカタツムリにとっては好ましいので増える一方になります。
まとめ
ご家庭でカタツムリを飼育する場合、卵がふ化して増えすぎて困る、ということが出てくるかもしれません。
そういったときは元のいた場所あたりに帰してあげたほうがカタツムリのためにもなります。
カタツムリの繁殖力は意外にあなどれません。
カタツムリにもストレスがかからないように飼育する空間を作ってあげましょう。