皆さんは、緑色のカタツムリを見たことがありますか?
私たちがよく見かけるカタツムリは、薄い茶色なので、想像がつかないかもしれません。
今回は、緑色のカタツムリについて紹介いたします。
沖縄にいる緑色のカタツムリ
沖縄に「オールーチンナン」という生き物がいるそうです。
見た目はカタツムリにそっくりで、オールーチンナンとは、沖縄の方言で「青いカタツムリ」という意味だそうです。
しかし、この生き物は、実はカタツムリではなく、「アオミオカタニシ」という、陸上に住むタニシの一種です。
沖縄から鹿児島、パプアニューギニアにかけて生息しているそうですが、奄美群島では絶滅したと考えられています。
現在は、準絶滅危惧種に指定されています。
透き通った緑色が美しい、貴重な生き物です。生きたトルコ石と呼ばれることもあるそうです。
体の大きさは15mm前後で、主に森林内の樹木の幹肌や歯の裏などに生息しています。
また、この緑色は、殻の色ではなく、体の色だそうです。殻は無色透明です。
アオミオカタニシの生態
アオミオカタニシは、樹皮につくコケなどを食べて生きています。
植物の葉や茎などを主食とするカタツムリとは異なりますね。
また、カタツムリは雌雄同体ですが、アオミオカタニシは雌雄異体です。
それから、タニシの仲間は、殻の入り口に蓋があるそうです。カタツムリには蓋がないため、口から粘液を出す習性があるそうです。
カタツムリと同様に、乾燥にとても弱いそうです。
ペットとしても飼える
アオミオカタニシはその美しさから、ペットとしても人気があるようです。
いくらで購入できるのか調べたところ、インターネット通販で3,000円ほどでした。
準絶滅危惧種ですが、意外にも手ごろに入手することができそうです。
しかし長期飼育が難しく、繁殖も前例がないそうです。
餌はコケや昆虫ゼリーなどを与えると良いようですが、ペットとしての飼育方法はまだ確立していないそうです。
まとめ
いかがでしたか?
美しく貴重なアオミオカタニシは、まさに宝石のようで、写真を見ているだけでも心が癒されました。人生で一度は実物を見てみたいですね。