飼育しているカタツムリが卵らしきものを産んでいる。どうすればいいの?と、困ってしまうことがあります。実際、他の昆虫ですが家で卵を産んだ時に慌てました。新しい命の誕生ですから大切にしたいですよね。
カタツムリの産卵
かたつむりは1匹の中に雄の部分と雌の部分が存在します。これを「雄雌同体」といいます。
1匹の中に雄と雌があるなら1匹で受精できるのですが、基本的にカタツムリは2匹が出会い共寝をしその時に種をお互いに交換し受精し2匹が産卵します。
たまに、大人になり産卵の準備ができてるけど他のカタツムリと出会いがない場合などは、1匹で受精することがあります。このことを「自家受精」といいます。
産卵方法
歩くスピードもゆっくりなカタツムリ、産卵もゆっくりマイペースで行われます。
共寝から10日程経ったら産卵の時期です。
2~3時間かけてゆっくり頭から土の中に潜ります。
潜ったまま頭を下にし土の中に5分~10分1個産みます。
卵は1回の産卵で20個~50個ほど生みます。
土の中に潜って24時間以上かかることもあり、この産卵を数回行います。
産卵後
産卵後、卵を傷つけないために親のカタツムリは別にしておいた方が良いです。
また、親のかたつむりは産卵後死亡してしまいます。
卵は生まれたては2~3ミリの小さな白い卵ですが、段々茶色になってきます。産卵から10日~20日ぐらいで卵からかえる。
ウミガメの赤ちゃんが土の中から出てくるのに似ている。
赤ちゃんカタツムリ
飼育ケースの掃除などで赤ちゃんに触れることもあると思います。
落ち葉や土の清掃時小さすぎて一緒に取り除いてしまうケースも考えられますので、ある程度の大きさになるまでは水で濡らしたキッチンペーパーや新聞紙などを敷いてあげると見つけやすいです。
また、赤ちゃんの時には多めのカルシウムを与えると良いです。(卵の殻、イカの甲など)
まとめ
日本には800種類ほどカタツムリが確認されており、違いがあると思います。
ここで紹介させていただいたものは一般的にみられるカタツムリについて紹介させていただきました。
親のカタツムリは残念な結果になりますがその分赤ちゃんを大切にしたいです。