カタツムリの卵は一回の産卵で数十個から数百個産まれます。
天敵に狙われるとか、生育環境が悪いとかそういった事とは関係なしに孵化しないという事もあるそうです。
せっかく産卵しても産まれてこなければ生命は増やせません、これは、どういった事なのでしょうか?
カタツムリの卵の孵化
有精卵と無精卵
一般の卵で産まれてくる生物において、産卵するという事はニワトリやウミガメ等、卵で産まれてくる生物はオスとメスが共寝をしてメスが受精し、一定期間メスの体の中で育ち、外界に卵として産まれてきます。
カタツムリも同様に共寝をして卵を産卵してます。ですが、カタツムリの卵は孵化しない事もあるそうです。
例えば、ニワトリは毎日、卵を産みます。
その卵を我々人間が食べていますが、スーパー等で売られている卵はほとんど、無精卵と言ってひよこにならない、つまり受精していない卵になる訳です。
まれに有精卵という卵もありますが、それは生育環境が整い、親鳥が温めて育てれば雛になる卵なのです。
有精卵のできやすい時期
カタツムリも同様に有精卵と無精卵の違いがあるそうです。
カタツムリの卵は有精卵であるならば20日~1か月程でほとんど孵化するそうですが、1か月以上待っても孵化しない卵であるならば、卵は非常にデリケートで壊れやすく親となるカタツムリに踏まれたり、ダメになっている可能性もあります。
そのほかに重要なのが、生育環境です。
ある程度の湿気がないと、カタツムリの親と同様に干からびてしまいます。
もしもペットとしてカタツムリを飼われているのであれば、親のいるケースから別のケースに移し、キッチンペーパーを水に塗らしてひいてあげ、ある程度の湿り気を維持できるよう心がけてあげるといいかもしれませんね。
産まれてくる時期も重要で、有精卵の可能性が最も高いのはカタツムリが冬眠から覚めた時期から5月くらいまでになります。
遅い時期、8月等に産卵する事もあるそうですが、その場合は無精卵の可能性がとても高くなるそうです。
まとめ
カタツムリも他の生物と同様に有精卵と無精卵の違いがある事がわかります。
5月ごろに有精卵を多く産むという事はそろそろ梅雨が近づく時期ですので、一番効率良く子孫を増やせる時期かもしれません。
自然に合わせた進化と言えるでしょう。