皆さんは、カタツムリがでんでんむしと呼ばれる由来を知っていますか?

童謡「かたつむり」の「でんでんむしむし かたつむり」というフレーズのように、カタツムリはでんでんむしと呼ばれることがあります。

今回は、その名前の由来について紹介いたします。

 

カタツムリ でんでんむし 由来

でんでんむしの由来

でんでんむしとは、「出出虫(ででむし)」が進化した言葉だそうです。

「出る」の命令形「出よ」の意味だそうで、「出ない」という意味ではないそうです。

子どもたちが童謡のように、殻から出よ、出よ、とはやしているうちに、「出出虫」という言葉が変化し「でんでんむし」となったそうです。

でんでんむしって、虫なの?

ところで、でんでんむしといいますが、カタツムリは実は虫ではありません。

生物学的にいえば、巻貝の一種なのだそうです。

虫という言葉は、主に水中以外の節足動物を指します。

しかし、カタツムリには足がなく、軟体動物として扱われることが多いそうです。イカやタコなども軟体動物です。

 

また、ナメクジはカタツムリが殻を外して進化したものだそうです。

しかし、カタツムリの殻を無理矢理はがしても、ナメクジになることはありません。

殻の中には内臓が入っていますので、殻がなくなると亡くなってしまうそうです。

マイマイという呼び名も

そして、カタツムリといえば「マイマイ」という呼び名もありますね。

これは、カタツムリの殻が渦巻のように見えることから、「巻き巻き」が進化して「マイマイ」となった、という説があるそうです。

複数の呼び名を持つカタツムリは、昔から、人々にとって、その名前を親しみを込めて呼びたくなるほど、身近な存在だったことが分かりますね。

 

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フランスではエスカルゴ

また、カタツムリはフランス語では「エスカルゴ」と呼ばれます。

フランス料理屋さんでエスカルゴ料理を食べたことのある方もいらっしゃると思います。

エスカルゴ料理に用いられるカタツムリは、ほとんどが養殖で、寄生虫などがつかないように育てられたものだそうです。

専用の施設で、清浄な餌のみを与えられて、丁寧に育てられるそうです。

エスカルゴ料理はとてもおいしいのですが、海外では、道端で拾ったカタツムリを食べて亡くなってしまった方もいらっしゃるそうです。

道端で拾ったカタツムリを調理して食べることはとても危険なので、絶対にやめておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

色々な呼び名を持つカタツムリは、今も昔も私たちにとって身近な存在だということがよく分かりました。

 

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