カタツムリの巻貝のような綺麗な殻。その殻が心臓等の重要な臓器を守る為にある事は皆様ご存知と思います。
カタツムリにとっては命と同様に大事なその殻。
割れてしまったらどうなるのでしょうか?
カタツムリの殻の成分
カタツムリの殻はキチン質と言われる殻皮と呼ばれる薄い膜があり、殻は石灰質でできています。
このキチン質はカニやエビ等、甲殻類の殻を構成している成分でおなじみです。
サプリメント等でもキチンキトサンとして有名ですね。
ちなみに、サプリメントのキチンはその殻からタンパク質やカルシウム等を除いて精製した物をキチン、アルカリの溶液にそれをひたして化学変化を起こした物をキトサンと呼ぶそうです。
石灰質は炭酸カルシウムを主な成分として構成される物質で、海にいる貝の主成分でもあります。
カタツムリは陸貝とも呼ばれる事もあり、その殻の成分は海の貝殻と成分はとてもよく似ています。
殻が割れてしまったらどうなるの?
カタツムリの殻は大きく破損している場合はとても危険な状態ですが、小さなヒビや傷は自然に数週間で自己修復できるようです。
人間や他の生物も骨折してしまったらギプスをされて自己修復を待ちます。人間の骨もカタツムリの殻もカルシウムが主成分ですので、小さな殻の傷ならば心配ないようです。
殻に傷ができてしまった場合
もしも小さな傷が殻部分にできてしまったら、鶏卵の殻を大体潰してから、すり鉢等で細かいパウダー状にして、茶こし等でふるい分けて鶏卵パウダーを傷の部分につけてあげてから、濡れたティッシュでそこを保湿します。
そうする事によって上手に殻に組み込まれていき、殻の再生が早くなるそうです。
小松菜やニンジン等の栄養のある食べ物も与えてあげる事も良いらしいです。
カルシウム等も与えてあげると良いようですよ。
まとめ
カタツムリの殻の主成分は主に貝殻と同じような成分でできていて、少々の割れた傷ならば自己修復できる事がわかりました。
もしも、庭先で傷がついてしまったカタツムリを見つけたら、草の影や少し湿った所に移してあげるといいかもしれませんね。