カタツムリのつのとやりって?
カタツムリの歌には「つの」と「ヤリ」がでてきますが、一体何のことなでしょうか?
カタツムリのつのとやりはどこ?
でんむしむしかたつむり
おまえのあたまはどこにある
つのだせ やりだせ 目玉出せ
誰しもが聞いたことのある歌ですよね?!カタツムリの「つの」「やり」とは何なのか調べてみました。
まずは「つの」について、カタツムリには触角が2種類あります。目のついている長い方の触角のことを大触覚といいます。
大触覚の役割としては、目で物を見る事もありますが、自分の周りや進路付近をさぐる事が主な役割となっています。
長く体から突き出していることから「つの」に例えたのではないかと言われています。
この大触覚も、雨が触角にある目に当たると、触角を引っ込めてじっと固まってしまうそうです。
そして「やり」について、こちらは諸説あります。
1つめは、触角の小さいほう「小触角」と呼ばれる2本ある触角のうちの短いほうです。こちらの小触角は臭いや、味を識別する大切な機能を持っています。
大触覚に比べ、小さいことから「やり」と呼ばれていたという説もあります。
2つめは、カタツムリが交尾している時の様子です。
カタツムリの交尾は2体が寄り添いながら生殖器を長く伸ばすことで、精子を交換すると言われています。
2体寄り添っているカタツムリを見たら、交尾している可能性が高いですね。
その際に、生殖器と一緒に出てくる針金の様なものが「ヤリ」だといわれている説。
更に、交尾の際に「恋矢(レンシ)」というものを出して相手をつき指し、交尾を促すこともあるそうです。
1度交尾をしたカタツムリを他のカタツムリと交尾をさせない為にも使われるそうです。
ただし、鋭い矢なので、交尾する相手の生殖能力を低下させる恐れもあるんだとか。
この「恋矢」の事を、「ヤリ」という説もあります。
まとめ
カタツムリの「つの」と「やり」について、調べてみましたが、いかがでしたでしょうか。「つの」と「やり」について、確実な定義があるものは見つけることはできませんでした。大触覚、小触角、恋矢や生殖器等、どれも、つのにもやりにも見えてしまうような形をしています。
正確なことは、この歌を作詞した方に聞くしかありませんが、さまざまな説を聞くことで新たなカタツムリの生態を知ることができました。