皆さんは、カタツムリを飼ったことはありますか?
梅雨の時期によく見かけるカタツムリですが、家で飼育する機会はなかなかないかもしれません。
今回は、カタツムリの飼育方法と注意点について紹介いたします。
飼育に必要なものは?
飼育の際に必要なものは、網目状の蓋のあるガラスケース、小さな鉢植え、霧吹き、餌入れです。
乾燥にとても弱い生き物なので、ガラスケースは、湿気の多い場所に設置しましょう。
また、暑さや寒さにもとても弱いため、室温にも気を付けましょう。
餌は、キャベツやニンジン、白菜などの野菜と、卵の殻です。
卵の殻なんて食べるの?と思った方もいらっしゃると思いますが、カタツムリは殻を作るのにカルシウムを摂取する必要があるため、卵の殻が必要なのです。
カタツムリといえばアジサイを思い浮かべますが、アジサイの葉には毒があるため食べないそうです。
また、乾燥を防ぐため定期的に霧吹きをしてあげましょう。常に飼育ケースの中が湿っている状態が理想です。
カタツムリは夏は夏眠、冬は冬眠を行います。その時期が近づくと、だんだんと餌を食べなくなります。
枯れ葉を飼育ケースに入れてあげ、暗く静かな場所に設置しましょう。
夏眠、冬眠後も、定期的に霧吹きをしてあげてください。
カタツムリは一般的に、1~3年生きるそうです。
雌雄同体のため、1匹でも産卵をすることがあります。
産卵後は、数か月で亡くなってしまうそうです。産卵後のカタツムリには、栄養価の高いバナナや、卵の殻を多めに与えてあげましょう。
少しでも長生きできるかもしれません。
カタツムリを飼うときの注意点
カタツムリはとても身近な生き物ですが、実はたくさんの寄生虫を持っています。
カタツムリや、飼育ケース内のものに触れた後は、必ず手を洗いましょう。
カタツムリの寄生虫により亡くなってしまった人もいるそうです。
なんと、カタツムリは人間にとって、オオカミやワニなどよりも危険な生き物であるとも言われています。
特に、お子さんと一緒に飼育をする場合は気を付けましょう。
まとめ
カタツムリの飼育方法は簡単で、自由研究などにも最適です。
大変静かで大人しい生き物ですが、寄生虫を持っていますので、注意して飼いましょう。
野生では観察することのできない、産卵や孵化のシーンなども観察することができると良いですね。