皆さんがイメージする沖縄とは綺麗な海や美しい景色、そして「ちんすこう」などの珍しい土産物ですよね。
そんな沖縄に実はカタツムリを食用として食べていたというのご存知でしたか?
私も初めて聞いた時は驚きました。
今回はそのカタツムリを食用にする沖縄についてご説明します。
実は沖縄食糧難の救世主?
まず沖縄の人たちがそのカタツムリを食料にした主なカタツムリの種類は「アフリカマイマイ」ですね。
アフリカマイマイとは世界で一番大きい陸貝生物です。繁殖力もかなり高いため、多くの国々で食用として使われています。「カタツムリを食べるなんて」と思う方もいると思いますが、実は沖縄に限らず、多くの国々で食用として結構食べられています。
フランス料理にもエスカルゴ出されますよね?
さて、本題を沖縄に戻しましょう。実はこのアフリカマイマイ、沖縄のいろんなところに生息しています。
アフリカマイマイは名前の通り、元々は沖縄に生息していた生物ではありません。
一時期、1930年代に食用として沖縄に輸入されたことがありました。でも需要がなかったので人気はありませんでした。
だけどそんなとき、カタツムリが沖縄の人々の救世主になりました。その原因が第二次世界大戦です。
沖縄が戦場になって人々が食糧難になったとき、仕方なくそこらにあるカタツムリを食べてたんですね。
当時としては貴重なタンパク源でした。
ちなみに、沖縄の所々でこのカタツムリが見られるのはこの戦争の過程で飼育されていたアフリカマイマイが逃げて野生化したとか。
もちろん今は食料改善されているので沖縄でカタツムリを食べている人はほぼ見かけません。今でもたまーに食べる人はいるかもしれませんが。
食用カタツムリは別として野生のカタツムリは時に寄生虫を持っている場合があるので、出来ればお店で食べるか食用カタツムリを購入しましょう。この寄生虫は手に触れるだけでもついてしまう場合があり、手を洗わずに食べ物を取って食べると体調を崩し、最悪の場合自身の命を亡くす場合もありますので。
安易に野生のカタツムリに手を出すと最悪の場合命を亡くす、それでも沖縄の人々が仕方なく野生のカタツムリに手を出す状況にまで追い込まれていました。
そう考えると戦争の悲惨さを感じます。
まとめ
結論として沖縄の人たちが口にしていたカタツムリは外来種の「アフリカマイマイ」だった。カタツムリは実はいろんな国々で食べられていた。
沖縄では最初はカタツムリを食料にする需要はなかった。
そして今ではあまり見かけないですが、昔は戦争の被害にあった沖縄の人たちの食料になっていたことですね。
最後に、一応野生のカタツムリは知識を持って気を付けて調理すれば食べられるようになるんですが、やはり野生に手を出すのはお勧めできず、できればお店か食用を推奨。