成長したかたつむりを数匹1つの飼育箱に入れておくと卵を産むことがあります。かたつむりが卵を産めるような環境とはどんな環境なのでしょうか?
かたつむりの一生のサイクルのなかでも重要な交尾、産卵の流れについて調べてみました。
かたつむりが卵を産む環境は土から準備を
自然の中ではかたつむりは春から夏にかけて産卵をします。
産卵場所は地面の浅いところ、朽木の下、木の根元の隙間です。つまり常に湿っている所ですね。
なので、飼育箱の中も加湿を行い同じような環境にしましょう。飼育箱の中を加湿するときに水がたまるような加湿の仕方はしないようにしましょう。
かたつむりはしっとりは好きでもお水がたまっているのは嫌いなようです。
使用する土は飼育箱に入れる前に良く日光に当てて、日光消毒をしましょう。自然の産卵環境に近づけるために飼育箱の土は常に湿らせておきます。
同じようなサイズのかたつむりを数匹飼育箱に入れておくと、かたつむりは交尾をします。かたつむりは雌雄同体でオスもメスの区別がないので飼育箱に入れるかたつむりはランダムで大丈夫です。
交尾から10日ほどでかたつむりは頭から土にもぐり産卵をします。
かたつむりは頭部後方側面の生殖孔から5-10分おきに1個づつ産み落とします。
全部で土にもぐるのに2時間以上かかり40-50個ほど産卵するので全体では10時間以上かかる。
すごく大変な作業ですね。また、産卵後数ヶ月で親かたつむりは亡くなるとされています。残念ですね。
産み落とされたかたつむりの卵は2-3mmの粘膜に包まれた白色の球体です。産卵から20-30日で孵化します。産卵から孵化までの間も土が乾燥しないように加湿をしてください。
無事に卵から孵化した赤ちゃんかたつむりは自力で地中から出てきます。感動的な瞬間ですね。
まとめ
かたつむりの卵と産卵するための土について調べてみました。
かたつむりが産卵するためには湿った土が必要です。使用する前に必ず日光消毒を行いましょう。
飼育箱に入れるかたつむりはサイズが同じような個体にしましょう。
交尾から産卵までは10日ほどかかり、産卵から孵化までは20-30日かかります。
多くの赤ちゃんかたつむりに会えるようにかたつむりの交尾から産卵孵化まで静かに見守りましょう。