外で見るカタツムリというとだいたい数センチの大きさになっていることがほとんどで、これはけっこう成長した大人のカタツムリです。

生まれた頃のカタツムリを見る機会というのはほとんどの方がないかと思います。

 

カタツムリ 生まれ方

カタツムリは卵から生まれる

一般的に水中で暮らす貝は卵という状態がほぼなく、幼生期といって親の貝とは違う姿で最初の頃は水中を浮遊しながら過ごします。

カタツムリは貝の仲間ですが、陸上で暮らしています。卵は土の中に生み出され、幼生期の代わりに卵の中でその時期を過ごしふ化して外に出てきます。

外に出たときにはすでに親と同じ姿をしていますが、殻の巻いてある数が1巻半ほどと小さいのが特徴です。

これは成長によって増えていきます。大きくなると4巻ほどの殻になります。

子供のカタツムリ

生まれた頃のカタツムリは殻も含めて全体が透けて見えます。

大きさは数ミリ程度で見つけようと思ってもなかなか見つかりません。

乾燥に非常に弱いので目立ったところには出ず、湿った場所で植物などを食べながら成長します。

個体差はありますが、一ヶ月もすると1センチ位の大きさに成長するようです。

ご家庭で飼っている場合はなるべく柔らかい植物を上げると喜ぶはずです。

 

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カタツムリの生存競争

カタツムリは種類によりますが、一度の産卵で40~50個の卵を生みます。

全部がふ化する可能性はないとはいえないのですが、乾燥や温度変化、外敵によって生き残っていける数は減っていきます。

残念ながらカタツムリは食物連鎖の中では下の方に位置する生き物(食べられやすい生き物)なので生存率はあまり高くないと思います。

大きくなったカタツムリはその競争を勝ち抜いてきたわけです。

まとめ

カタツムリの生まれ方はほとんどが卵が土の中にあるため自然界で見かけることはなかなかできないと思います。飼っている方やネットなどでその様子が見ることができます。生まれたばかりのカタツムリはなかなか愛嬌がありますので一度見てみてください。

 

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