地球の陸上にいる生物の移動速度は様々です。
鳥類の中には瞬間的には非常に速い飛行速度を誇る種類がいます。哺乳類ではチーターが有名ですね。
遅い方では亀などが上げられますが、そちらなら引けをとらないカタツムリとナメクジにスポットライトを当ててみます。
なぜ速さを求めないのか
カタツムリとナメクジの速さは種類や進む場所、その時の状況によって差がありますが、大体は時速2~9mです。
足の裏側の筋肉を、移動する面に密着させ、波打つように前方から後方へとキ動かすのを移動方法としています。
近いものではキャタピラに例えることができます。
なぜこのように遅い方法をとるようになったのかは、
ほぼ垂直の木の幹や細い枝、複雑な面のある岩など、どのような所でも確実に移動できるようにするためだという説。
外敵から身を守るために葉の裏に隠れて息を顰めるためだという説。
乾燥を防ぐのに水辺や湿気の多い所から離れられずに移動範囲が狭いためだという説があります。
彼らは何でも食べると言いますが、このために身近なもので目にするものは口にするという食性が生まれたのかもしれませんね。
二つ目に上げた説も一理あります。だからこその夜行性で、目立たない時間帯に目立たない行動をする習性ではないかと思います。
どちらが速い?
現在のカタツムリの世界最速記録は時速9.9mです。
一方、ナメクジの中には他の種類には見られない特殊な体液を利用して滑るように移動し、秒速で10m、時速にすると36kmにもなる移動速度を叩きだしたものもいます。
これは平らなプラスチックの上の数字なので自然界ではもう少し遅いと言えますが、平均するとナメクジの方が速いという結果になります。
しかし、数ある未来の可能性の一つに、カタツムリの貝殻と表皮が丈夫で乾燥に強くなり、筋肉も発達してジャンプしながら移動する種が出てくるという考えがあります。
これはただの想像ではなく、現代に生きているカタツムリと、将来の大陸の気候から考えられており、無いとは言い切れません。
ですので、将来にはナメクジの速さを追い越すものが出てくると考えられます。
まとめ
未来に関しては公式的にはカタツムリしか想像されていませんが、ナメクジも負けずに進化していくでしょう。
もしかしたら滑空する種や、水中に完全に戻っていく種も出てくるかもしれません。
カタツムリとナメクジだけでなく、過去から現在にかけて生活する場所や移動方法を変えてきた種は多くいます。
こうやって未来に思いを巡らせるのも楽しいですね。