カタツムリは湿った環境を好みます。

大半のカタツムリは乾燥を嫌います。寒いところも苦手です、と特徴を書くとわがままなように感じますが、人間と違い体温の調節ができなっかたりする生物はだいたい同じ特徴を持っています。

そういった生物はその生態に合わせた環境で生息したり、対策をしたりしています。カタツムリも殻をうまく利用しています。

 

カタツムリ 出てこない

カタツムリが生きるための術

乾燥が苦手なカタツムリは体全体を粘液で覆わせて体が乾燥しないようにしています。

ナメクジも同じですが、体がネバネバしているのはこのためです。しかし乾燥が進んでいくとこれだけでは耐えられなくなってしますのでカタツムリは殻の中に閉じこもってしまいます。

入り口に膜を作って体が乾燥しないようにします。

ちなみに閉じこもるとは言っても膜を完全に密閉すると呼吸ができなくなるので、呼吸するための穴があります。寒いときも同じように殻の中に閉じこもり冬眠をします。

外敵から身を守ったり、何らかのストレスがあったときなども殻に閉じこもります。

移動速度が遅いゆえの防御方法です。

 

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カタツムリが殻から出てこないとき

殻に閉じこもったカタツムリですが、条件が整うと顔を出します。

乾燥から身を守っているなら湿気が多くなったとき、寒いときの冬眠なら温度が上がってきたとき、などです。

殻も体の一部で血液も通っていますから外部の状況を殻で感じることもできます。

ですから殻に閉じこもったカタツムリを外に出したいときは霧吹きで殻に水をかけてあげたり、温度を少し上げてあげれば活動を再開します。

ちなみに寿命を全うしたカタツムリの殻は白くなります。

殻も体の一部なので殻も寿命を全うした、ということです。

まとめ

カタツムリは移動速度が遅いので環境の変化に耐えるために殻をうまく利用しています。

イメージとして背中にくっついているだけのようなところがあるかもしれませんが、カタツムリにとっては非常に重要な鎧のようなものなのです。

カタツムリを見かけても意地悪をしないようにしましょう。

 

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