メダカや金魚を飼育している水槽にカタツムリのような生物を見つけたことはないでしょうか?
水槽にいるカタツムリ
これは巻貝の一種で総称として『スネール』と言われる生物です。
基本的にスネールは、メダカや金魚に直接害を加える事はしませんが、まれに大きくなりすぎたスネールがメダカを食べてしまったという話もあります。
また、スネールはカタツムリと同じ雌雄同体の仕組みが備わっており、繁殖力が凄く増えすぎてしまうケースが多いです。
2・3匹であれば、水槽の水質改善に大いに役立ちますが、スネールもコケやエサ、魚の排泄物を食べ、糞をするので、増えすぎてしまった場合にはスネールの糞により水質が悪化してしまいメダカや金魚が病気になり時には命を落としてしまう可能性もあります。
スネールの多くは、買ってきた水草によって水槽に生息することが考えられるため、新しく水草を入れる場合は流水で卵やスネールを洗い流してから入れることをお勧めします。
かたつむりの一種であるスネールの駆除方法
スネールは、かたつむり同様繁殖力に優れており、一度繁殖してしまうと次々に増えていきます。
メダカや金魚にとって無害で、スネールを駆除する薬品は少ないので実際には一つ一つピンセットなどで駆除していくしか確実な方法はありません。
しかし、卵の量も多く個体も小さいのでかなり大変な作業になってしまいます。
そこで、目には目を…の原理を利用し、同じスネールの仲間でラムズホーンという巻貝を投入し、戦力争いを行ってもらう方法です。
ラムズホーンは、他のスネークより比較的個体が大きく、万が一繁殖して増えすぎてしまった場合も駆除しやすいと言えます。
その中でも、ピンクラムズホーンは色も目立ちやすく見つけやすいためお勧めです。
また、スネールの繁殖力を抑える弱酸性の軟水に水質を変えることも有効です。
まとめ
水槽で生息するかたつむりは、スネールと呼ばれ厄介者扱いされることが多いが、数を一定に保つことができれば水質改善に役立つお掃除屋さんです。
一定に保つために、定期的に水槽の掃除をしたり繁殖を抑えるために弱酸性で軟水にするなど対策を行い有益面を最大限に引き出してあげるのもいいかもしれませんね。