カタツムリは寒くなると冬眠しますが、人間と同じ環境では、冬眠の邪魔になってしまいます。

ちゃんとした冬眠をさせてあげないと命を落としてしまう可能性もあります。

カタツムリの生態を知り、冬眠をするための正しい環境を作ってあげましょう。

 

カタツムリ 赤ちゃん 動かない 冬眠

カタツムリの生態

カタツムリは、海に住む貝の仲間で「でんでんむし」「マイマイ」とも呼ばれています。

乾燥が弱点で、湿度が高めの環境を好みます。特に赤ちゃんカタツムリは乾燥に弱いため飼育するときは、常にある程度の湿度を保つことが大切です。

主食は野菜ですが、果物や卵の殻、紙など基本的になんでも食べるようです。コンクリートも食べているということがわかっています。

雌雄同体で、春から夏にかけて産卵が盛んになります。

カタツムリは変温動物であるため、自分で体温を調節することができません。

そのため、冬眠が必要になってきます。冬眠の間は、エサを食べることができないので、冬眠前にたくさんエサを食べて蓄え、落ち葉の下や石の下に隠れて外敵から身を守ります。

冬眠の期間は、10月後半から3月の約5か月です。

冬眠をする環境

家で飼育をする場合、外敵の心配はありませんが、自然の形に近い方が過ごしやすいです。

飼育ケースに、土、落ち葉などを入れていると思います。

冬眠が近くなったら落ち葉は多めに入れて、ふかふかのベッドを作ってあげましょう。

乾燥しないように、霧吹きで定期的に湿らせるのを忘れずに。

 

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そして、赤ちゃんの殻はまだ大人ほど堅い殻ではなく、潰れてしまう可能性もあるため落ち葉の置き方や他のカタツムリと重ならないように注意してください。

せっかく用意したふかふか落ち葉のベッドを使わずに、蓋や壁について冬眠を始めてしまうカタツムリもいるようですが、安心してそこで寝ているわけですから、許してやって下さい。

室内の気温は5度以下の水滴などが凍らないところがベストです。

在宅中は暖房を、外出中には暖房を切ってと繰り返していると、寒暖の差が激しくカタツムリに負担をかけてしまうので必ず室温を低いまま保つようにしてください。

例外として、ずっと室内を20度で保てるのであれば冬眠はしませんので、そのまま育てるのもありですね。

まとめ

無理にカタツムリに合わせるのではなく、自分に生活のスタイルに合った飼育方法を選択必要があります。

冬眠の間は寂しいかもしれませんが、冬眠が終わったら寂しかった分、おいしいものを食べさせてあげてくださいね。

 

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