カタツムリと言えば二本の触覚とその先に目が付いてて、背中に渦巻状の殻を背負っています。
そして乾燥に弱く日中は木陰や小石の影などに隠れています。
そしてそのカタツムリがどうやって産卵するのか、性別を確認するところってどこなのか、今回はそのことについて説明します。
カタツムリは雌雄一体だった?
カタツムリを飼っている人はあまりいないと思いますが、カタツムリを飼っていると、一匹しか飼育していないのになぜかいつの間にか産卵している場合を見かけることがあります。
「うちの飼っているカタツムリは雌だったの?」って疑問を持つ方もいると思います。
実はカタツムリには雄雌の区別することができないんですね。
なぜならカタツムリは雄の生殖器官と雌の生殖器官両方を兼ね備えているんです。いわゆる雌雄一体ですね。
カタツムリは移動範囲が狭く、さらには鳥や車、人間の足など、外敵も多いので下手をしたら絶滅するかもしれません。
なのでできるだけ多くの子孫を残すように雌雄一体になったり、産卵の際できるだけ多くの卵を産み付けるようになったのかもしれません。
さて、産卵についてですが、基本的には二匹のカタツムリが出会って共寝して産卵します。
稀に一匹だけで産卵する場合もあるんですが、これはカタツムリ自身が雄雌の生殖器を持っているからこそできる芸当です。
「自家受精」とも言います。
なので、家で飼っているカタツムリは一匹なのになぜか産卵してるって原因の一つがこれだと思います。
一般の生物の観点から見ると、カタツムリの生体ってかなり奇妙ですよね。でもカタツムリたちにとっての産卵は子孫を残すためにこれが普通なんです。
いかがでしたでしょうか? 我々人間とカタツムリの体の構造はかなり違います。でもこれが自然の不思議って考えると、なかなか面白いですよね。
まとめ
カタツムリは雄雌の区別が出来ず、雄の生殖器官と雌の生殖器官の両方を兼ね備えている生物。
基本的に二匹で共寝して産卵を行うが、時には自身で自家受精を行って産卵をするケースもある。
最後に、我々人間の体との構造が根本的に違い、そこに自然の神秘を感じることですね。