見ているだけで癒やされそうな、のんびりした動きをするカタツムリ。カタツムリの殻を取ったらナメクジに、なんて思ったことはないでしょうか?

意外にびっくりなカタツムリの構造です。

 

カタツムリ 構造

殻は体の一部

カタツムリの殻はヤドカリのように他の貝などの殻を使うわけではなく、生まれた時から自分の体の一部として持っています。

ですので、カタツムリ自身の成長に合わせて大きくなっていきますし、殻が壊れても自然に再生して治っていきます。

体の一部分ですから殻だけ取る、ということはできません。

殻の中には肝臓や肺、胃といった器官が入っています。

人間でいう胴体に当たります。ちなみにナメクジは進化して殻がなくなった、もしくは非常に小さくなったとされています。

カタツムリはきれい好き

きれい好きと入っても掃除をするわけではありません。

カタツムリの殻の表面には非常に微細なキメ細かい凹凸があり、汚れがついても雨で簡単に流れる構造になっています。構造は違いますが、イメージとしてはフッ素加工のフライパンについた汚れを想像していただければわかりやすいと思います。

このカタツムリの殻の構造を研究して建物の外壁などに使用しているところもあります。

雨が降ったら汚れが落ちてしまう家、なんていうのは新築時の状態がずっと続く、ということです。もっともこの場合は外見だけですが。

 

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オスとメスの区別がない

カタツムリは独特の構造として数少ない雌雄同体というオスとメスの両方の機能を持った生き物です。

同じ種類という前提ですが、カタツムリ同士が出会えばその時点でつがいになることになります。

これは動きが遅いために行動範囲が狭くなってしまい、オスならメス、メスならオス、といった相手を探し出すことが難しくなってしまうので、子孫を残すための機能として発達した、ということでしょうか。

カタツムリは一体だけでも卵を生むことができますがごくまれのようです。

まとめ

カタツムリの構造は知れば知るほど不思議で面白くなっていきます。

事典などで調べてみるとまだまだ知らないことが出てくるかもしれませんね。

 

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