カタツムリというと葉っぱや壁などのコンクリートのうえを這っているイメージが多いと思いますが、天敵や環境から身を守るために目に見えないところに隠れたりすることが多いのが実際のところです。

アサリはハマグリ、といった水生の貝の多くは水の中とは言っても土の中で暮らすことが多いのですが、カタツムリも時には土の中に潜ることがあるようです。

 

カタツムリ 土に潜る

産卵時期に潜る

カタツムリは殻を持っていても強い部類の生き物ではありません。

卵も更に狙われやすくなります。そこで外敵から身を守るためにカタツムリは産卵時に土の中にもぐます。

ちなみに潜るまで2時間以上かかるとも言われており、産卵にはそこから10時間かけると言われています。

カタツムリにとっての一大イベント、といったところでしょうか。

産卵がカタツムリにとって最後の仕事のようで、その後は数ヶ月で寿命を迎えるようです。

冬眠するために潜る

気温が下がってくるとカタツムリは冬眠を始めます。

必ずしも土の中に潜るわけではなく、落ち葉の下や他にも適当な場所を見つけます。冬眠するときには殻の中に閉じこもって入り口に膜を作って寒さをしのぐようにします。

入り口の膜は寒くなるほど数を増やし寒さに耐えられるようにしています。

冬の間でも暖かい日が続くとカタツムリは顔を出すことがあります。殻で温度を感知しているのでしょう。

 

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ご家庭で飼育する際には冬の温度管理に注意してあげてください。人間のように寒いからと言って服を着るわけではないので、寒くても温度変化のないところにおいておくのが一番です。

春に温度が上がってくるとカタツムリは行動を再開します。

ちなみに夏の暑い時期には夏眠をすることもありますが、夏眠するときには土の中に潜ることはないようです。

まとめ

他の貝類と違って土の上で主に活動しているカタツムリですが、土はやはり重要です。

夏の産卵、冬の冬眠とありますので、飼育されるときには土の忘れずに入れてあげてください。

 

 

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