カタツムリの産卵を見たことがありますか?
カタツムリは、梅雨時期にはどこでも見かける身近な生き物ですが、どのようにして生まれてくるのか、いつ産卵するのかなどはあまり知られていません。
今回は、カタツムリの産卵の時期などについて紹介いたします。
カタツムリの産卵
カタツムリは、5月から8月にかけて産卵の時期を迎えます。
カタツムリにはオスとメスがありませんので、2匹のカタツムリがいれば産卵することが可能です。
しかし、まれに1匹のカタツムリが自家受精という形で卵を産むこともあるそうです。
カタツムリは1度に30~40個もの卵を産みます。その卵は2~3ミリでとても小さな球形で、色は白く、粘膜に包まれているそうです。
親のカタツムリは、残念なことに、産卵から数か月後に亡くなってしまうそうです。
命がけで子孫を残すのです。
カタツムリの孵化
卵は20日~30日で孵化します。
孵化した赤ちゃんカタツムリは、生まれたときから大人と同じようにきちんと殻を持っています。
たくさんの卵から赤ちゃんが生まれても、生き残れる確率はほんのわずかです。
カタツムリは移動速度が遅く、小さな生き物なので、外敵から狙われる可能性が非常に高いのです。
きっと、確実に子孫を残すために、カタツムリは雌雄同体の機能を備えているのでしょう。
家で飼う場合
家で飼っているカタツムリが卵を産んだ場合、そのままにしているとカタツムリが動いているときに誤って踏んでしまったりする可能性があるそうです。
まずは、湿らせたキッチンペーパーやスポンジの上にそっと移動させ、たまに霧吹きをしたりして乾燥を防いでください。
暗い場所に静かに置いておくと、孵化します。
カタツムリの赤ちゃんには、キャベツやレタスなどの柔らかい葉っぱを与えてください。
産卵後の親のカタツムリには、様々な栄養が不足していますので、卵の殻などのカルシウムや、栄養価の高いバナナなどを与えると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
カタツムリは1匹でも子孫を残せるということは衝撃的ですね。
幼い頃から知っているカタツムリですが、実はとても神秘的な一面もある生き物だということが分かりました。