カタツムリは日本に約700~800種類いると言われていますが、各地域によってカタツムリの色や形が違います。
今回は、それぞれの地域の代表的なカタツムリを紹介していきたいと思います。
日本にいるカタツムリ
カタツムリと言ってもたくさんの種類がいます。
「カタツムリ」というのは、陸貝の総称というところでしょうか。他に、デンデンムシやマイマイと呼ぶ人もいます。
たくさん種類があるのですが、「カタツムリ」と呼ばれるものとしては、オナジマイマイ、ニッポンマイマイが代表的なものです。
カタツムリ自体は、どこにいるのかと聞かれたら、山にいたり川の近くにいたり乾燥した地域にいたりと、言ってしまえばどこにでもいます。ですが、カタツムリはあの通りのんびり屋さんですから、長い距離は移動できません。
そのため、地域ごとに適したカタツムリに変化し、種類も豊富になりました。
北海道の代表的なカタツムリ
では、北海道にいる代表的なカタツムリからご紹介します。
北海道はでっかいどうっていうくらいですから、大きい種類のカタツムリがいそうですね。一瞬寒くなったのは、気のせいですよ……。
北海道でよく見られるのはエゾマイマイ、サッポロマイマイ、ヒメマイマイ、オカモノアラガイです。
中でもエゾマイマイは、北海道から東北地方までの低山地~山地に生息しており、北方系のカタツムリで北海道最大!大きさは500円玉くらいで、殻の色は、黄白色に帯の柄があるタイプと殻の色が赤褐色で帯がないタイプなど、色や模様が統一されていないのも特徴の一つです。
サッポロマイマイなども、いろいろなタイプがいます。外敵に襲われそうなときは、強い粘着力のある泡を分泌し抵抗するそうです。
関東の代表的なカタツムリ
次に、関東代表です。ヒダリマキマイマイ、ミスジマイマイと、先程も名前が出てきましたが、オナジマイマイ、ニッポンマイマイも多く生息しています。ヒダリマキマイマイは、名の通り左巻きです。
日本のカタツムリは遺伝的にほとんどが右巻きなのですが、左巻きということは、ヒダリマキマイマイは外来種となります。ミスジマイマイは、「ミスジ」というくらいだから3つスジがあると思いきや、ないものもいるようです。
ん~ややこしい!ミスジマイマイは、樹上が好きなようですので関東地域にお住まいの方が見るのはヒダリマキマイマイの方が多いかもしれませんね。
関西の代表的なカタツムリ
最後に関西代表は、クチベニマイマイです。
名の通り、口元(殻の入り口)に紅色の模様があります。
日本のカタツムリの中では中ぐらい。こちらも樹上が好きですが、冬眠するときは土の中です。土の方が暖かそうですものね。
岐阜県飛騨地方の養蚕農家では、クチベニマイマイをおやつにして食べていたそうです。
正しい処理をしないと命に関わることもあるので、食べたいときは専門家にお願いしてくださいね。
でも、基本的に飲食はしないでください。
まとめ
地域によってカタツムリの大きさや形、柄や色など様々でした。
県外の友達に、お互いの地域のカタツムリの話をすると意外と盛り上がるかも。種類も豊富な分名前も様々なので、自分で調べても面白いかもしれませんね。