梅雨時期になるとたくさん見かける小さくて可愛いカタツムリ。そんなカタツムリをついつい観察して触ってみたくなったことはありませんか?
しかし、カタツムリにはどんな菌がいて、子供が触っても大丈夫か心配ですよね。
カタツムリにはどんな菌がいるのでしょうか?
カタツムリにはどんな菌がいる?
小さい頃は、触って虫かごにいれて観察したりしていました。そこで、カタツムリには害はないのか?調べてみました。
カタツムリの寄生虫
カタツムリには、毒性はありません。
毒性がないので、触っても大丈夫ですが寄生虫などが感染している可能性があります。
「広東住血線虫」という、寄生虫です。
約2センチ~3センチの虫でナメクジや、カタツムリなどを中間宿主とする寄生虫です。
カタツムリを触った手を放置していたり、手を洗わずに食事をしてしまったりすると体内に侵入して感染してしまう可能性があります。
経口感染が主な感染経路とされていますので、手足の傷などでは、感染しないと思いますが注意しておく必要があるでしょう。
他にも、気を付けておきたい事があります。
カタツムリが、ついていたり這った後の粘膜が付着した野菜なども注意が必要です。
感染する危険性があるので、しっかり洗って、心配な方は熱を通してから食べてください。
広東住血線虫症の症状
寄生虫に感染し起こる症状を「広東住血線虫症」といいます。
潜伏期間が約15日前後といわれています。(最大で30日)症状としては、嘔吐、手足の硬直、麻痺、発熱、などがあります。
そして、髄膜脳炎を発症させてしまいます。
この病気はかかってしまえば、最悪死にいたる場合もあります。
今現在、有効な治療法がありません。
予防法はあるので、病気にかからない様に対策していきましょう。小さいお子さんがいらっしゃる家庭では、特に気を付けておきたいですね。
外から、帰ったら手洗い・消毒を心がけておけば安全だと思います。
まとめ
カタツムリには、有毒性はないものの寄生虫がいることが分かりました。
尚、対策方法を知っておけばかかることのない病気だということも分かりました。
感染してしまうと死に至ることもあるという、怖い寄生虫ですが、日常生活での、手洗いをしっかり習慣化することで、感染しません。
食べ物での感染も気を付けたいですね。
予防をすることも、大切ですができるだけカタツムリを見つけても触らない事が1番安全だと思います。
小さなお子様は特に注意しておきたいですね。