カタツムリが夏眠、冬眠をするということを知っていましたか?
夏眠というと聞きなれない言葉ですが、カタツムリは2つの季節、眠っているということになります。
今回は、カタツムリの夏眠、冬眠について紹介いたします。
カタツムリは変温動物
カタツムリといえば、梅雨の時期に見かけることが多いと思います。
カタツムリは体のほとんどが水分でできているため、体が乾くと亡くなってしまうのです。
また、変温動物であるため、自分で体温を調節することができません。
暑さにも寒さにも弱い、デリケートな生き物です。
しかし、冬の寒さで万が一凍ってしまっても、溶けるとまた動き出すことができます。
マイナス120度に凍っても、溶ければまた生き延びることができるとも言われています。
カタツムリの夏眠、冬眠
夏に近づいてくると、カタツムリは、暑さと乾燥から身を守るため、夏眠をします。
7月、8月の雨があまり降らない時期は、エピフラムと呼ばれる粘液を固めたものを使って膜を張ります。
これは、殻の中の水分の蒸発を防ぐためだそうです。
カタツムリの冬眠の期間は、地域によっても異なりますが、だいたい10月から3月頃だそうです。
秋の間にたくさん餌を食べ、寒くなるにつれて動かなくなっていきます。
カタツムリは、気温が15度を下回ると、食べ物を消化吸収できなくなるそうです。
夏眠と同様、薄い膜を張って冬眠に入ります。
ペットとして飼う場合
家でカタツムリを飼う場合、夏眠、冬眠中には枯れ葉を敷き詰めてあげ、時々霧吹きを行い、少し湿気を加えてあげましょう。
夏眠、冬眠中は餌を食べず、ふんもしませんので、掃除も不要です。むやみに起こさないように気を付けましょう。
まれに、夏眠、冬眠から目覚めず亡くなってしまうケースもありますので、飼育に慣れないうちは、夏眠、冬眠をさせないという方法もあります。
空調などで室温を保っていれば、夏眠、冬眠をしません。
自然の中で生息するカタツムリは通常、落ち葉や石の下などに潜り込み、外敵から隠れられる場所で夏眠、冬眠をします。
まとめ
いかがでしたか?
カタツムリは冬眠だけでなく、夏眠までするということに驚きました。
梅雨以外の時期にあまり見かけないのは、それらが理由だったんですね。