カタツムリの殻には色々な色があるのをご存知ですか?
殻の頂点からきれいにグラデーションさせながら頭の方向に向かって巻かれているカタツムリの殻。
日本では茶系のカタツムリの殻が多いのに対し、熱帯地方ではピンクやグリーン、黄色等の美しい色彩のカタツムリがいます。
カタツムリの殻が白い?透明に?
カタツムリの殻は他の魚類や爬虫類のように周りの景色に紛れて天敵に見つからないように保護色になっています。
熱帯では鮮やかな花々に隠れたり、木の上で生活したりするために殻が鮮やかな色のカタツムリが多くいます。
日本では土壌にいる事が多いために茶系が多いようです。
その殻が白くなってしまったらとても天敵から狙われやすくなってしまいますが、大丈夫なのでしょうか?
カタツムリの殻は色帯と呼ばれている模様のカタツムリが多く、頂上から頭に向かい水平にグラデーションするように巻かれている様子を指します。
カタツムリの遺伝子やその生育環境によって殻の色は変わってくるようです。
日本では一般的にカタツムリの殻が白くなってしまうのは、
殻の水分やカルシウム不足にあるようです。草の影や湿った所に移してあげると保湿できて、元気になるようですよ。
また、元から白いカタツムリもいるようですが、全く動かず、白化している場合はその個体は亡くなっているようです。
そして、透明なカタツムリもいるそうです。
2013年、クロアチアのルキナ・ヤマ洞窟の最深部で、透明な殻を持ったカタツムリが発見されたそうです。
“Zospeum tholussum”といって視覚はなく殻も体も透明で、摂氏2℃程のとても寒くて視覚もいらないくらいに暗い所にいるカタツムリだそうです。
一般のカタツムリは越冬する時には殻の入り口に膜を張り、冬眠します。
とても寒い地域にいるこの透明なカタツムリは全くの新種だそうで、まだ研究段階なのでわからない事も多いそうです。
まとめ
カタツムリの殻の色は遺伝子に左右されていたり、生育環境によって違っていたり、
透明な殻を持つ新種も発見されたり。まだまだ分からない事の多いカタツムリ。
皆様も観察してみると面白いかもしれませんね。