カタツムリの殻はその柔らかい体と違い、少し硬めの質感で構成されていますよね。
その殻で外敵の攻撃から身を守ったり、最近から体を守る事ができています。
ですが、カタツムリの種類によっては殻を振り回して敵を攻撃できる個体がいるようです。
殻を振り回すカタツムリ!?
そもそもカタツムリの殻は卵から産まれた時からその体に備わっているものです。
小さなカタツムリとしてこの世に生を受けているのです。殻を外してしまうとカタツムリは亡くなってしまうのです。
その殻を外してぶんぶん振り回すのでしょうか?振り回して攻撃できるというのはどういった事なのでしょうか?
エゾマイマイ
そのカタツムリは2016年11月に北海道大、東北大の研究チームが、ロシアのウラジオストックや北海道などの寒い地域にいる事を発見しました。
その名は北海道の固有種、エゾマイマイといいます。
多くのカタツムリは天敵に出会ったら、その殻の中に閉じこもり、防御態勢をとり、脅威が過ぎ去るまで待っています。
天敵オサムシ
カタツムリの天敵の一つとしてオサムシという虫がいます。
そのオサムシがまさにカタツムリに噛みつこうとした瞬間、殻を左右に揺らしてオサムシを見事に撃退する事に成功しました。
とても強いカタツムリ、殻の中身はどうなっているのでしょう?カタツムリの殻の中身はギュっと詰まった筋肉にでもなっているのでしょうか?
カタツムリの殻の中身
カタツムリの殻の中身は肺や心臓、胃等のほとんどの重要な器官が詰まっています。
人間でもそれらの臓器は筋肉や骨で覆われ、守られていますね。
カタツムリも同様に、殻はそれらの重要な器官を殻で守っている訳です。
例えば、人間でしたら虫が来たら手で追い払います。
カタツムリにはそれができません、殻に閉じこもりやり過ごすしかありません。
ですが、最近の研究で殻で敵を振り払う行動が見つかったという事は殻が人間の手足まではいかなくとも、殻によって虫を追い払う進化を見せたのかもしれません。
まとめ
殻を振り回して敵を攻撃するカタツムリ。
殻の中身は人間の胴体と同じ、多くの臓器で形成されているという事が解りました。
人間の胴体が自分の意思によって動かせるように
エゾマイマイも殻を左右に振る事ができ、攻撃できる事ができるのです。